暗号資産イーサリアム(ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」の実装およびPoWフォークに向けて各暗号資産交換所が対応方針を表明している。 イーサリアムのアップグレード時期が近づき、コミュニティの議論…
暗号資産イーサリアム(ETH)のテストネット「Goerli」は11日、大型アップグレード「The Merge」の実装を完了した。 今回の動きは、メインネットのThe Merge実装前の最終ステップで、テストネット上でプル…
2022年5月6日 12:53 JST 時点 ラグジュアリー業界に関する情報をグローバルな視点で提供するビジネスメディア「Vogue Business」は4日、高級ファッションブランド「GUCCI」が2022年5月末頃か…
2022年3月16日 12:41 JST 時点 暗号資産イーサリアムを専門に扱うブロックチェーンソフトウェア企業ConsenSysは15日、4.5億ドルの資金調達ラウンドを完了したと発表した。評価額は70億ドルを超え、2…
2022年2月18日 12:30 JST 時点 ソーシャルメディア大手Twitterは17日、チップ機能にイーサリアムアドレスが追加可能となったと発表した。 ユーザーは今回、モバイルアプリのみでイーサリアムのウォレットを…
2021年10月1日 13:00 JST 時点 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、9月30日に開催された米下院金融サービス委員会で、暗号資産を全面的に禁止するつもりはないと述べた。 共和党下院議員のテッド・…
2021年9月2日 14:27 JST 時点 ブロックチェーン企業である米ConsenSysは8月31日、暗号資産(仮想通貨)ウォレット「MetaMask(メタマスク)」の2021年8月の月間アクティブユーザー数(MAU…
2021年8月13日 14:09 JST 時点 米国デラウェア州を拠点とする投資会社のKryptoinが12日、イーサリアム(ETH)の上場投資信託(ETF)を申請したことが米国証券取引委員会(SEC)への提出書類により…
2021年6月21日 16:04 JST 時点 7月頃の実装を控える暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の「ロンドン」アップグレードが、6月24日にテストネット「Ropsten」で実装されるとイーサリアム財団のウェ…
基本概要
Ethereumは、2015年7月に開始された分散型レイヤー1スマートコントラクトブロックチェーンネットワークである。Ethereumは当初、ロシア系カナダ人プログラマーであるVitalik Buterinによって提案された。初期段階の開発資金を調達するため、イーサリアムチームは2014年6月から8月にかけて行われたイニシャル・トークン・オファリング(ICO)でETHトークンを販売した。参加者がETHを購入するために使用したデジタル通貨は、Bitcoinであった。Ethereumチームは、このICOキャンペーンで時価約1800万ドル相当のBTCを調達した。
Bitcoinは暗号通貨革命を起こしたと言われる一方で、Ethereumは分散型公開台帳の概念を次の次元へ導いたと言われる。Ethereumプラットフォームでは、不変、透明、安全な価値移転に加え、スマートコントラクト機能、非代替性トークン(NFT)のサポートにより、ブロックチェーンを活用した製品やサービスの運用ができる。こうした特性により、Ethereumは分散型取引所を介したデジタル資産の分散型取引を促進し、ゲーム分野ではNFTの形でユニークなデジタルアイテムを利用できるようにし、伝統的金融サービスを代替し得る様々なスワップ、レンディング、借入、トレーディング等のアプリの基盤を構築している。
中心的組織: イーサリアム財団(Ethereum Foundation / EF)
イーサリアム財団は、Ethereumとその関連技術のサポートを専門とする非営利団体である。Ethereumエコシステムの成長を促進するための財政的および非財政的なサポートを提供するエコシステムサポートプログラムや、イーサリアム開発者、研究者、思想家、およびプロジェクトのための年次会議であるDevconの開催、文化、国籍、経済階級間の代表者のギャップに対処するためのイニシアチブ、フェローシッププログラムといった活動を行う。
ロードマップ
Ethereum2.0 roadmap
PoWからPoSへ移行する大型アップデート「The Merge」と共に幕を開けたEthereum2.0の今後のロードマップは大きく分けて5つのフェーズで構成される。最初のフェーズはイーサリアムのスケーラビリティを促進し、その分散化を高めることに焦点を当てた「The Surge」、第2フェーズはネットワークの分散化に焦点を当てた「The Scourge」、第3フェーズはイーサリアム上の取引で行われる検証をzk-SNARKsの技術を用いて簡素化することに焦点を当てた「The Verge」、第4フェーズはBeacon Chainの高速同期(quick sync)機能を主とし、イーサリアムネットワークをよりポータブルでシンプルにすることに焦点を当てた「The Purge」、最後のフェーズは残りのネットワークの問題を解決することに焦点を当てた「The Splurge」である。
保有者分布
Top Accounts by ETH Balance (Etherscan)
保有者分布は、2023年3月9日現在でBeacon Deposit Contractが約14.56%(約1,754万 ETH)、Wrapped Etherが約3.31%(399万ETH)、Binance 7が1.66%(約200万 ETH)、Kraken 13が1.48%(178万 ETH)となっている。
Beacon Deposit ContractはEthereum2.0のビーコンチェーンにロックされたEtherの総価値(TVL / Total Value Locked)を指す。またWrapped Etherは、Ethereum上のDeFiプロダクトを利用するためにEtherから変換されたERC20規格のラップドトークンを指す。Etherscanで確認できるEthereum関連の保有分は、EthDevの0.28%(33.6万 ETH)である。
Ethereum(ETH)エコシテム企業
Ethereum(ETH)プロジェクト推進において数々のエコシステムプロジェクトが存在する。
・Consensys(ConsenSys Software Inc.)
ConsenSys は、イーサリアムエコシテムにおける中心的なWeb3ソフトウェア開発企業である。Infura、Quorum、Truffle、Codefi、MetaMaskおよびDiligence等で構成されるConsenSysの製品スイートにより、総計で数百万ユーザー、クライアントの数十億のブロックチェーンベースのクエリをサポートし、数十億ドルのデジタル資産を処理してきた。
参考文献:
https://messari.io/asset/ethereum/profile
https://www.crunchbase.com/organization/consensus-systems
https://consensys.net/
出典:
https://twitter.com/VitalikButerin/status/1466411377107558402
https://etherscan.io/accounts