ネクスグループ、GameFi プラットフォームの開発開始を発表

2023.04.25

ネクスグループは24日、GameFi プラットフォームの開発開始を発表した。同プラットフォームの開発は、2022年9月に公表した暗号資産ネクスコイン(NCXC)の GameFi 領域での活用に向けた取り組みの一環となる。

同社は、2022年7月よりNCXCの価値向上に向けた取り組みを、業務提携先であるクシムとともに行ってきた。2023年1月にはGameFiの第一弾として、スマホアプリ「SIX POKER」をリリースしている。今回は、クシムの連結子会社であるチューリンガム株式会社により「NCXC GameFi プラットフォーム(仮)」の開発を開始したようだ。同プラットフォームは、2023 年9月のローンチを予定している。

既存の GameFi で使用するトークンは、1ゲームに対して1トークンの発行が一般的で、ブームが一過性だとユーザー離脱のリスクが高く、ユーザー離脱が進むとトークンそのもののマーケット崩壊の可能性が高く、負のスパイラルに陥りやすい構造になっている。また、ユーザー側は始める際に高額なNFTの購入が必要なケースが多く、ゲーム会社側も通常ゲーム開発に加えてブロックチェーンの技術が必要になり、自社トークンを発行して取引所に上場させる必要があった。

ただ、同社が展開するGameFi プラットフォームでは、現状の問題点を解決し、ユーザー、ゲーム会社にとってサステナブルなサービスの提供を目指すようだ。ゲーム会社とのアライアンスにより、既に実績を上げている他社ゲームタイトルを中心に、これらを簡単に Play to Earnのゲームに転換することのできるプラットフォームを提供していく。

ユーザーは、同プラットフォームを活用することですでに実績を上げているクオリティの高いゲームを複数楽しむことができる。また、最初に高価なNFTの購入を必要としないゲームを多く取り揃える予定だという。ゲーム会社は、既存ゲームにプラットフォームとの接続機能などの追加開発を行うことで、ブロックチェーンの開発を行うことなく、簡単にPlay to Earnのゲームにリブランディングすることができるようだ。プラットフォーム上に他社のタイトルが増えることで、プラットフォームのユーザー数が増加し、その他のゲームタイトルへの新規ユーザーの流入が見込める。

そのほか、プラットフォームではユーザーが配布されたNCXCをステーキングすることで、様々なサービスが受けられる仕組みを導入する予定だという。この発表を受けてNCXCは、一時48円台まで上昇した。

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