株式会社フィナンシェ、総額11億円の資金調達を実施

2023.04.12

株式会社フィナンシェは12日、総額11億円の資金調達実施を明らかにした。

引受先として、ふくおかフィナンシャルグループの100%子会社のベンチャーキャピタルであるFFGベンチャービジネスパートナーズが運営するファンド及び丸井グループに加えて、新たにJ.フロントリテイリング株式会社が名を連ねた。3社が有する強固な事業・顧客基盤等との事業連携を進め、トークンエコシステムの形成・拡張を一気通貫で支援する国内唯一のWeb3プラットフォームの確立を目指していくという。今回のラウンドにより、累計調達額は24億円となったようだ。なお、今後は2ndクローズでの追加調達を予定している。

フィナンシェは、200以上ものスポーツチームやエンタメ・地方創生プロジェクト、個人などのトークンの発行・販売、企画・運用実績を有している。特に2021年からはスポーツチームのトークンの本格的な立ち上がりから、個人・団体問わず、数多くのコミュニティの活動が活発化しているようだ。2022年からは、エンタメ、地方創生の領域のプロジェクトも本格的に立ち上がってきており、NFT事業、IEO支援事業も開始している。

同社は、2月末から3月にかけてIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」において「フィナンシェトークン(FNCT)」のIEOを実施した。フィナンシェトークンは、ブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」のプラットフォームトークンで、「FiNANCiE」ユーザーへの報酬や「FiNANCiE」上の優良なコミュニティが継続的に成長するためのインセンティブとして活用される。同トークンは、海外暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCに上場することが4月6日発表されている。

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