1月12日のカイカコインは4.3円台で推移
2024.01.12
1月12日9時時点のカイカコイン(CICC)の価格は4.3円付近で推移している。
前日11日の米国株式市場のダウ平均は15.29ドル高(+0.04%)と小幅高。12月消費者物価指数が予想を上回ったため早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇を警戒し相場は大きく下落した。終日軟調に推移したが、終盤にかけて30年債入札の良好な結果や中東地政学的リスク上昇を受け長期金利が低下に転じるとプラス圏に浮上した。ナスダック総合指数も小幅高、冴えない値動きとなった米株市場を横目に、日経平均は上昇スタートとなった。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆7700億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高も増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.5%で推移している。
カイカコイン(CICC)は、株式会社CAICA DIGITAL(東証スタンダード:証券コード2315)が2016年に発行した暗号資産である。2021年12月には国内暗号資産交換所Zaifでの利活用を盛り込んだホワイトペーパーを公開するなど、価値向上に向けての取り組みが継続的に実施されている。
新たなビジョン「ブロックチェーンにおけるゲームコインに!」を掲げたライトペーパーを2023年9月に発表して以降、活動が特に活発化している。GameFiという新しい領域を中心に、Web3に関連した利用シーンを増やしており、子会社が運営するNFTのマーケットプレイス「Zaif INO」にて、NFTの購入支払に使えるようになった。ゲーム以外でも、飲食店情報サービスの「Eat&Smile」、新しい技術を活用したデータ保管サービスの「ブロックチェーンストレージサービス」における決済通貨に採用されるなど、他社サービスとの連携も直近で複数発表している。
過去には、カイカコイン保有者へのエアドロップ(様々な暗号資産のプレゼント)や、高金利を付与するレンディングなども実施。価値向上に向けた施策が継続的に実施されてきた。また、カイカコイン(CICC)について説明するWebサイトが2023年末にリニューアルされている。上場企業が発行、運営する希少な暗号資産として、今後も様々な施策が発表される可能性にも期待したい。