1月19日のトロンは16円付近で推移
2024.01.19
1月19日10時時点のトロン(TRX)の価格は16円付近で推移している。
前日18日の米国株式市場のダウ平均は201.94ドル高(+0.54%)と反発。新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示したため長期金利が上昇、ダウは売りが先行した。ただ、下げが一巡するとプラスに転じ、半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が発表した好調な業績見通しを受けた半導体やハイテク株の買い戻しの動きが相場を支えた。ナスダック総合指数は大幅反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均は大幅に上昇している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6300億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.1%で推移している。
トロンは、1月1日に15円をつけてスタート、その後は15円付近でもみ合った。10日に米国でビットコイン現物ETFが承認された後は、13日に遅れて上昇、一時16.9円まで上げ幅を広げた。本日は16円台で推移している。
トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。