1月30日のドージコインの動向、51円で推移
2025.01.30
1月30日8時時点のドージコイン(DOGE)の価格は51円付近で推移している。
前日29日の米国市場のダウ平均は136.83ドル安の44,713.52ドル、ナスダックは101.27pt安の19,632.32ptで取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を警戒し寄り付き後、小動き。その後、貿易赤字の拡大や低調な経済指標を受け成長減速懸念に、売りが強まった。終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り利下げ見送りを決定、声明ではインフレの高止まりや強い経済が強調されため下げ幅を拡大。パウエル議長が会見で、声明でのインフレ鈍化進展を巡る文言削除が政策シグナルではないと確認、様子見姿勢を表明したため、下げ幅を縮小し終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は3兆5100億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると59.6%で推移している。
ドージコインは、昨年11月以降、米大統領選挙中にイーロンマスク氏がドージコインに関してコメントを投稿して、コミニティが盛り上がった。その後、暗号資産市場の盛り上がりに合わせて79円まで急騰。直近は上げ幅を縮小して51円付近で推移している。今後もマスク氏のドージコイン関連に対する発言には注視しておきたい。
ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。