1月6日のフィナンシェトークンの動向、0.6円で推移
2025.01.06
1月6日8時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.6円付近で推移している。
先週末の米国市場のダウ平均は339.86ドル高の42,732.13ドル、ナスダックは340.89pt高の19,621.68ptで取引を終了した。良好な成長期待に、寄り付き後、上昇。その後も12月ISM製造業景況指数が予想以上に上昇したほか、連邦準備制度理事会(FRB)高官が今年の経済成長を楽観視していることを明らかにしたことも相場を後押しし、続伸した。また、半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇がさらに相場を支援したほか、下院議長選で、現職のジョンソン氏が再選し、政治混乱回避で安心感が広がり、終盤にかけ上げ幅を拡大した。
暗号資産市場全体の時価総額は3兆6400億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.0%で推移している。
2024年2月13日には暗号資産取引所コインチェックの販売所でフィナンシェトークンが取り扱い開始となったことを受けて1円まで急騰。しかし、利食い売りが広がり、3月中旬以降は下げ幅を広げるなか、5月には0.4円を割って0.31円まで値を下げた。年末にかけてビットコインが最高値を更新する中、暗号資産業界の盛り上がりを受けてやや連れ高となり0.8円付近まで回復。2025年は0.5円台からスタートした。
フィナンシェトークンは、2023年3月16日にコインチェックに新規に上場、初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円となっていた。同トークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。
画像:コインチェックチャートから引用