10月12日のポリゴンの動向、77円付近で推移
2023.10.12
10月12日10時時点のポリゴン(MATIC)の価格は77円付近で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆494億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度年初来高値を更新して右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は上昇一服感が台頭している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.8%で推移している。
ポリゴンは2月中旬に年初来高値210円をつけた。3月初週にかけて上げ幅を大きく縮小した。5月中旬にかけて再度売り優勢の展開となり112円台まで下げ幅を広げると、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がBNBやBUSDのほかにポリゴンも有価証券に該当すると判断して価格は一時70円台まで急落。その後は買い戻しが広がり120円まで回復するも、再度売り優勢の展開となり8月には100円を割った。8月末以降は70円から90円台でのレンジでもみ合っている。本日は77円でスタートした後、やや軟調な展開となっている。
MATICは2023年3月15日に暗号資産交換所Zaifに上場した。同取引所で取り扱うMATICは、ポリゴン(Polygon)ネットワーク上で発行されたネイティブトークンで、Polygon(MATIC)とは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして機能することを目指すブロックチェーンネットワークプロジェクトである。イーサリアムが単一のソリューションから単独でスケールしない可能性があることを踏まえ、現在90以上のアプリケーションをホストしているMatic POSサイドチェーンとPlasmaベースの決済システムに加え、ロールアップとValidiumのサポートを追加する予定である。