10月3日のカイカコインの動向、2.1円付近で推移、CAICA DIGITAL株価連動型のCICCのレンディングサービスを開始

2024.10.03

10月3日8時時点のカイカコイン(CICC)の価格は2.1円付近で推移している。

前日2日の米国市場のダウ平均は39.55ドル高の42,196.52ドル、ナスダックは14.77pt高の17,925.13ptで取引を終了した。イスラエルがイランのミサイル攻撃に対する厳しい報復を警告し地政学的リスクの上昇が警戒されたほか、強い雇用関連指標を受けた積極的な利下げ期待後退で、寄り付き後、下落。同時に、景気や雇用見通し改善で、ダウは上昇に転じた。半導体セクターが支援し、ナスダックも底堅く推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆1100億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新後に上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.9%で推移している。

カイカコインは、2月中旬まで3.2円付近の底値圏で推移していたが、2月末から水準を切り上げていた。3月に入っても買い優勢の展開が続き一時5.4円まで上げ幅を広げた。その後は利食い売りが広がり4円台まで下落し、5月に4円を割ると6月に入ってもじりじりと下げ幅を広げて3円を割った。直近は買い戻しの動きは限定的で、2.1円台で横ばい推移となっている。

2023年9月に新たなビジョンを掲げたライトペーパーを発表して以降、GameFiという新領域を中心にWeb3に関連した利用シーンを増やしており、子会社が運営するNFTのマーケットプレイス「Zaif INO」にて、NFTの購入支払に使えるようになった。また、決済通貨に採用されるなど他社サービスとの連携も実施している。

9月30日には、カイカフィナンシャルホールディングスが新たにCAICA DIGITAL株価連動型のCICCのレンディングサービスを開始することを発表した。CAICA DIGITAL株価連動型CICCレンディングとは、暗号資産交換所Zaifの「ブロックトレード」で購入されたCICCを2年間、カイカフィナンシャルホールディングスが借り入れて、これに対してCICC建てで利用料を支払うサービスとなる。借りたCICCの利用料率はCAICA DIGITALの株価と連動して変動する。月次の利用料率は、株式会社CAICA DIGITALの前月平均株価に連動して年率3%から50%までの範囲で変動するようだ。サービス開始は、2024年10月初旬頃を予定。

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