10月6日のコスプレトークンの動向、3.9円付近で推移

10月6日10時時点のコスプレトークン（COT）の価格は3.9円付近で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆770億ドル（Coin Market Cap）と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート（採掘速度）は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている（Blockchain.com）。ビットコイン（BTC）のドミナンス（暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当）は、TradingViewのデータによると50.6%で推移している。

2023年に入って小幅な値動きでの横ばい推移が継続していたCOTは、5月にかけてじりじりと下げ幅を広げる展開となり一時1.7円まで下落。その後は2円付近でもみ合う展開となっていたが、6月末にかけて買い戻しが広がった。7月27日にコスプレトークン(COT)のホワイトペーパーアップデートを発表した後、8月1日に3.5円、23日には4.3円まで上昇。8月末から9月にかけてさらに一段高となると5円台まで上昇して堅調に推移した。ただ、買いは続かず再度売りが広がり直近は4円を割る展開に、本日は始値3.9円でスタートしてやや軟調な展開となっている。

コスプレトークンは、株式会社キュアによって発行されたプロジェクトおよび仮想通貨で、2018年に登場した。コスプレ専門のSNSサービス「Curecos」で使用できる。ホワイトペーパーでは、通貨の利用者と流通量の拡充を実現させるためにコスプレやAIを利用したデジタル上での変身を楽しむ人を増やし、安定したサイクルを構築する「エコシステム1.0」を2024年中に完成させることを目指すという。9月15日には、COTの利用拡大に向けてフィリピンのWEB3会社Altswich社とパートナーシップ契約を締結した。Altswich社は、10以上の大学でWEB関連の講義を行っており、現地の若年層へのアプローチに強みを持っている会社である。同社が今年8月にローンチをした企業の使用に特化したビジネス仮想通貨ウォレット「Dehaka ウォレット」はリリースと同時に1万人以上のウィッシュリストを獲得しており、「Dehaka ウォレット」とCOT双方のユーザー獲得の相乗効果が期待されている。