10月7日のフィナンシェトークンの動向、0.25円付近で推移

2024.10.07

10月7日8時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.25円付近で推移している。

先週末の米国市場のダウ平均は341.16ドル高の42,352.75ドル、ナスダックは219.38pt高の18,137.85ptで取引を終了した。東海岸の港湾労組スト終了や9月雇用統計の強い結果を好感した買いに、寄り付き後、上昇。景気見通しの大幅改善で終日堅調に推移した。AI(人工知能)関連の需要増期待に半導体のエヌビディア(NVDA)などの上昇がナスダックの上昇をけん引。終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、ダウは過去最高値を更新した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆1700億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新後に上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると58.1%で推移している。

年初に0.20円でスタート、その後はじりじりと下げ幅を広げて0.17円まで下落した。2月13日には暗号資産取引所コインチェックの販売所でフィナンシェトークンが取り扱い開始となったことを受けて1円まで急騰。しかし、利食い売りが広がり、3月中旬以降は下げ幅を広げるなか、5月には0.4円を割って0.31円まで値を下げた。6月に再度0.5円台まで浮上するも、直近はやや失速して再度0.25円台でこう着感の強い値動きとなっている。

フィナンシェトークンは、2023年3月16日にコインチェックに新規に上場、初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円となっていた。同トークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。

画像:コインチェックチャートから引用

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