11月13日のアトムの動向、一時894円まで上昇

2024.11.13

11月13日8時時点のアトム(ATOM)の価格は820円付近で推移している。

前日12日の米国市場のダウ平均は382.15ドル安の43,910.98ドル、ナスダックは17.36pt安の19,281.40ptで取引を終了した。過去最高値付近で様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。新たな買い材料がない中、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆1200億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると60.1%で推移している。

ATOMは2月にビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超えるなか、ATOMも連れ高となり3月には2100円台まで上げ幅を広げた。ただ、4月に入って売り優勢の展開となると1100円台まで下げ幅を大きく広げた。5月は1200円から1400円までのレンジ内で推移していたが、6月中旬から再度売り手優位の展開が続き、8月に入っても全体相場に連れ安となり一時580円まで下落。直近はトランプ政権誕生を背景に暗号資産業界全体に資金が流入しており、ATOMも一時894円まで値を戻した。ただ、過去最高値付近からの戻りは鈍い状態が続いている。

コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。

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