11月14日のライトコインの動向、1万円台で推移

2023.11.14

11月14日10時時点のライトコイン(LTC)の価格は1万円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆3900億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.3%で推移している。

ライトコインは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に1.4万円をつけた。4月以降はもみ合う展開となったが、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けてライトコインも大幅に下落。ただ、半減期が迫る中ビットコインの上昇を追い風に買い戻しが広がり1.65万円台まで急回復した。その後は、利食い売り優勢で1.25万円まで値を下げ、8月からは一段安となり1万円を割ると、9月には一時8500円まで下落した。直近はビットコインやアルトコインの上昇に連れ高となり1.1万円台に回復、本日は10800円水準で小動きとなっている。

ライトコインは、PoW銘柄の一つで2011年10月開始以来3度の半減期を迎えている。2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少した。ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。

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