11月19日のフィナンシェトークンの動向、1.7円台で推移

2024.11.19

11月19日8時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は1.7円付近で推移している。

前日18日の米国市場のダウ平均は55.39ドル安の43,389.60ドル、ナスダックは111.69pt高の18,791.81ptで取引を終了した。11月NAHB住宅市場指数が予想外に改善したことや根強い成長期待が支えたが、ダウは利益確定売りに押され、終日軟調に推移した。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の上昇や長期金利の低下、半導体エヌビディア(NVDA)の決算を期待した買いが支援し上昇した。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆2000億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると59.8%で推移している。

年初に0.20円でスタート、2月13日には暗号資産取引所コインチェックの販売所でフィナンシェトークンが取り扱い開始となったことを受けて1円まで急騰。しかし、利食い売りが広がり、3月中旬以降は下げ幅を広げるなか、5月には0.4円を割って0.31円まで値を下げた。6月に再度0.5円台まで浮上するも、7月以降はやや失速して0.25円台でこう着感の強い値動きとなっていた。直近はビットコインが最高値を更新する中、暗号資産業界の盛り上がりを受けてやや連れ高となり0.4円付近まで回復している。

フィナンシェトークンは、2023年3月16日にコインチェックに新規に上場、初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円となっていた。同トークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。

画像:コインチェックチャートから引用

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