11月20日のネクスコインの動向、42円台で推移
2023.11.20
11月20日13時時点のネクスコイン(NCXC)の価格は42円付近で推移している。
前週末17日の米国株式市場のダウ平均は1.81ドル高と小幅高、S&P500は5.78ポイント高(+0.13%)、ナスダック総合指数は11.81ポイント高(+0.1%)も小幅に上昇。住宅着工件数が予想を上回りソフトランディング期待が下支えとなったが、連邦準備制度理事会(FRB)の高官が引き続き追加利上げの選択肢も除外しない慎重な姿勢を再表明し、一時下落に転じた。しかし、市場の利上げ終了観測も根強く、金利が安定したため終盤にかけてプラス圏に回復した。売り買いが交錯する展開となった米株市場を受けて、日経平均は前週末比25.58円安の33559.62円と小反落でスタートした。その後バブル崩壊後の最高値更新も失速している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆4100億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.6%で推移している。
2023年1月から軟調に推移してきたNCXCは、3月23日に一時30円まで下落する場面を見せた。その後はやや値を戻して50円台のレンジでの横ばい推移を継続していた。ただ、SECの規制発言を受けて暗号資産市場が急落、ネクスコインも連れ安となり42円台まで下落した。5月以降ネクスコインは50円近辺でもみ合う展開となったが、直近はビットコインやアルトコインの上昇に連れ高とはならず、32円まで値を下げた。直近は40円台に浮上したものの、引き続き出来高は低水準で推移している。
ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークンで、発行総数は2000万枚、公開時にすべて発行している。ネクスグループ<6634>はNCXCのライトペーパーを公開している。現状のGameFiの問題点を指摘しつつ、NCXCプラットフォームの提供を解説。NCXCプラットフォームでは、ゲーム性の高いハイパーカジュアルゲームを中心にこれらのゲームを簡単にPlay to Earnのゲームに転換することのできるシステムを提供する。ゲームの実績に応じてプレイヤーにネクスポイントと呼ばれる共通のポイントを付与する仕組みをゲームに提供し、ネクスポイントをユーザーはネクスコインに転換することができるようだ。現状、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。