11月22日のスケブコインの動向、0.22円台で推移
2023.11.22
11月22日9時時点のスケブコイン(Skeb)の価格は0.22円付近で推移している。
前日21日の米国株式市場のダウ平均は62.75ドル安(-0.18%)と反落。10月シカゴ連銀全米活動指数や10月中古住宅販売件数が予想を下回ったため、低調な景気を警戒した売り圧力も強まった。また、11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でもインフレの改善動向次第で追加引き締めも適切との考えが示され金利先高観も更なる売り材料となり上値を抑制した。ナスダック総合指数も反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を受けて、日経平均は前週末比25.58円安の33559.62円と小反落でスタートした。その後バブル崩壊後の最高値更新も失速している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆3600億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少した。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.9%で推移している。
2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後も軟調な展開となり5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。さらに、6月に入ると暗号資産市場の急落を受けて0.08円まで下落した。6月末からは買い戻しが広がり7月には一時0.38円まで急騰、8月に入って0.40円を超える水準まで上げ幅を広げた。直近はビットコインやアルトコインの上昇と比較して、スケブコインの上げ幅は限定的で、本日は0.22円台で推移している。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。