12月20日のポリゴンの動向、一時111円まで上昇
2024.12.20
12月20日8時時点のポリゴン(POL)の価格は77円付近で推移している。
前日19日の米国市場のダウ平均は15.37ドル高の42,342.24ドル、ナスダックは19.93pt安の19,372.77ptで取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げペースの減速を示したことを受けた前日の急落は行き過ぎとの見方から買い戻しの動きが出た。朝方発表された7-9月期国内総生産(GDP)は上方修正され、新規失業保険申請者数も減少と経済活動の拡大が示されたことで長期金利が上昇、相場の重石となり伸び悩んだ。引けにかけて売りが優勢となり、ナスダックは下落に転じた。
暗号資産市場全体の時価総額は3兆7000億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると58.7%で推移している。
POLは1月1日に140円をつけてスタート。米国でビットコイン現物ETFが承認されてビットコインや主要アルトコインが連れ高となるなか、軟調推移が続いたが、2月に買い戻しが広がり3月には190円台に到達した。ただ、その後は個別材料に乏しいなか、次第に利食い売りが広がり、じりじりと上げ幅を縮小して直近は46円付近で冴えない値動きが続いていた。11月以降、トランプ大統領が米国大統領選挙で勝利すると暗号資産市場全体が盛り上がり12月にかけて急騰。その後はやや上げ幅を縮小している。