12月11日のネクスコインの動向、39円台で推移
2023.12.11
12月11日9時時点のネクスコイン(NCXC)の価格は39円台で推移している。
前週末8日の米国株式市場のダウ平均は130.49ドル高(+0.36%)と続伸。雇用統計が予想を上回り早期利下げ期待が後退した。消費者信頼感指数も予想を上回りソフトランディング期待が下支えとなり上昇に転じた。長期金利の上昇が警戒されて一時伸び悩んだものの、相場はプラス圏を維持し終盤にかけ上げ幅を拡大して終了した。ナスダック総合指数は続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均は上昇スタートとなり、上げ幅を広げる展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6400億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.4%で推移している。
2023年1月から軟調に推移してきたNCXCは、3月23日に一時30円まで下落する場面を見せた。その後はやや値を戻して50円台のレンジでの横ばい推移を継続していた。ただ、SECの規制発言を受けて暗号資産市場が急落、ネクスコインも連れ安となり42円台まで下落した。直近はビットコインやアルトコインの上昇に連れ高とはならず、32円まで値を下げた。直近は40円台に浮上したものの、引き続き出来高は低水準で推移。本日は39円台で小動きとなっている。
ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークンで、発行総数は2000万枚、公開時にすべて発行している。ネクスグループ<6634>はNCXCのライトペーパーを公開している。現状のGameFiの問題点を指摘しつつ、NCXCプラットフォームの提供を解説。NCXCプラットフォームでは、ゲーム性の高いハイパーカジュアルゲームを中心にこれらのゲームを簡単にPlay to Earnのゲームに転換することのできるシステムを提供する。ゲームの実績に応じてプレイヤーにネクスポイントと呼ばれる共通のポイントを付与する仕組みをゲームに提供し、ネクスポイントをユーザーはネクスコインに転換することができるようだ。現状、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。