12月18日のビットコインの動向、一時1660万円まで上昇

2024.12.18

12月18日8時時点のビットコイン(BTC)の価格は1635万円付近で推移している。

前日17日の米国市場のダウ平均は267.58ドル安の43,449.90ドル、ナスダックは64.83pt安の20,109.06ptで取引を終了した。長期金利の高止まりで寄り付き後、下落。朝方発表された11月小売売上高が市場予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)が明日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを行うとの見方に変わりはないものの、来年の利下げペースが緩やかになるとの観測につながった。FOMCを前に金融政策の不透明感が重石となり、ダウ平均、ナスダックともに終日軟調に推移した。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆9200億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.9%で推移している。

10月に入ると、米国で大統領選挙を控えてトランプ氏・ハリス氏の両候補が暗号資産に対する前向きの姿勢を公表すると投資家心理の追い風となった。10月末にはブラックロックの現物ビットコインETFに6.42億ドルの資金流入があり、ETF全体では8.7億ドルと歴代で3番に大きい純流入があった。

11月にトランプ氏の勝利が確定すると暗号資産市場全体が盛り上がった。ブラックロックの現物ビットコインETF(IBIT)オプションの取引がナスダックで開始され、第2次トランプ政権がホワイトハウスに暗号資産特命官ポストの設置を検討、米国の戦略的準備BTCの設立を実現させる見通しなどの報道を受けて、1540万円まで急騰。12月に入っても暗号資産市場への資金流入は続いており、12月4日に節目の10万ドルを突破した。その後も上げ幅を広げる展開で、直近は1600万円を超えて推移している。

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