12月2日のエンジンコインの動向、48円付近で推移

2024.12.02

12月2日8時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は48円付近で推移している。

先週末29日の米国市場のダウ平均は188.59ドル高の44,910.65ドル、ナスダックは157.69pt高の19,218.17ptで取引を終了。大統領選挙後、中小企業の信頼感指数が上昇、また、関税策を巡りトランプ次期大統領とカナダ、メキシコ首脳が建設的な対話をしたことが明らかになり懸念が緩和し投資家心理の改善で買われ寄り付き後、上昇。感謝祭の翌日ブラックフライデーで小売店の割引セールなどに売上が過去最高規模に達するとの楽観的見方や年末商戦に向けた期待も手伝い小売セクター中心に買われ、相場全体を押し上げた。長期金利の低下を好感し、ハイテクも強く相場は終日堅調に推移、ダウは過去最高値を更新した。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆4700億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.9%で推移している。

エンジンコインは、3月中旬にかけてビットコインが史上最高値を更新するなか105円まで急騰した。ただ、その後は利食い売りが優勢となりじりじりと上げ幅を縮小、4月中旬には一段安となり43円まで値を下げた。5月末にかけてやや買い戻しの動きが広がり63円まで上昇したが、買いは続かず6月に入って再度は再度下げ幅を広げる展開となった。8月以降は22円付近でこう着感の強い値動きとなっていたが、直近ビットコインの最高値更新を受けてアルトコインにも資金が流入して48円まで値を戻している。

Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスやブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供している。また、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。

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