12月4日のモナコインの動向、55円付近で推移

2024.12.04

12月4日8時時点のモナコイン(MONA)の価格は55円付近で推移している。

前日3日の米国市場のダウ平均は76.47ドル安の44,705.53ドル、ナスダックは76.96pt高の19,480.91ptで取引を終了した。ダウは手仕舞い売りが継続し終日軟調に推移したものの、JOLT求人件数が労働市場の底堅さを再表明したため景気に楽観的な見方が強まり下げ止まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。ナスダックは携帯端末のアップル(AAPL)やオンライン小売のアマゾン(AMZN)などが買われ、指数を押し上げ終盤にかけ上げ幅を拡大し連日で過去最高値を更新。相場はまちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は3兆5300億ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.1%で推移している。

モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけたが、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、2月末からモナコインも買い戻しの動きが広がり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり、6月以降も売り優勢の展開が続いて40円付近で推移していた。11月の米大統領選以降、暗号資産業界全体に資金が流入しており、モナコインも連れ高となって55円まで上昇している。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日には、3回目の半減期を迎えた。

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