12月8日のコスモスの動向、1400円台で推移
2023.12.08
12月8日9時時点のコスモス(ATOM)の価格は1400円台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆6000億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して右肩上がりで推移している一方で、主要取引所の出来高は再度増加基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。
2023年に入り、暗号資産市場の盛り上がりとともにATOMも上げ幅を広げて一時1900円付近まで上昇した。ただ、5月末にかけてじりじりと下げ幅を広げ、6月に入って米証券取引委員会(SEC)の規制動向を受けてPoS銘柄のATOMも有価証券に該当すると判断されて1000円台まで急落。その後、アルトコインへの買い戻しが広がり1400円まで回復したが、7月以降再度売り優勢の展開が続いて、9月以降は900円から1100円でのレンジでもみ合っていた。11月に入ってビットコイン及び主要アルトコインの上昇に連れ高となって買い戻しが広がり、一時1500円をつけた。ただ、直近はビットコインが年初来高値を更新する中、上げ幅は限定的となっている、本日は1430円付近で推移している。
コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。