2月19日のアスターの動向、25円付近で推移
2024.02.19
2月19日11時時点のアスター(Astar)の価格は25円付近で推移している。
前週末16日の米国株式市場のダウ平均は145.13ドル安(-0.37%安)と反落。1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったためインフレ長期化が警戒された。その後、2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて相場は下げ止まった。ただ、長期金利の上昇が引き続き重しとなり、上値を抑制した。ナスダック総合指数は反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均株価はやや軟調に推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆9700億ドル(Coin Market Cap)と前週末から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新する一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.5%で推移している。
アスター(ASTAR)は2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが、利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げた。直近は過熱感から利食い売りが広がり本日は24円台まで上げ幅を縮小している。
1月25日には、東京都港区立産業振興センターにて「Astar2.0サミット」が開催された。Astar Networkファウンダーである渡辺 創太氏が登場し、Web3の未来に焦点を当てたイベントとして関心を集めた。Astar Networkは日本発のパブリックブロックチェーンである。Polychain、Crypto.com Capital、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、などから資金を調達している。ガバナンストークンである「ASTR」は、大手仮想通貨取引所のBinance、OKEx、バイナンスUS、などに上場している。