2月22日のFC琉球コインの動向、0.3円台で推移
2024.02.22
2月22日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.3円台で推移している。
前日21日の米国市場は48.44ドル高(+0.13%)と反発。エヌビディア(NVDA)の四半期決算発表を警戒する動きが継続。また、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに慎重な姿勢が確認されたため利下げ期待が後退し、売りが広がった。しかし、引けにかけて買い戻しが広がりプラス圏に回復、ナスダックも下げ幅を縮小し終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆9600億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高も低下に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.1%で推移している。
FC琉球コインは、引き続き0.3円付近でもみ合う動きが続いている。2024年に入って、米国でのビットコイン現物ETF承認を受けて、ビットコインや主要アルトコインが上昇する中、連れ高とはならずこう着感の強い値動きとなった。直近ビットコインが史上最高値付近まで上昇しているが、小幅な値動きにとどまっている。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。