2月28日のコスモスの動向、1690円台で推移
2024.02.28
2月28日8時時点のコスモス(ATOM)の価格は1690円台で推移している。
前日27日の米国市場は96.82ドル安(-0.25%)と続落。高値付近からの利益確定売りが続いたほか、2月消費者信頼感指数が予想外に悪化したため景気への楽観的見方が後退し終日軟調に推移した。ハイテク株はAI業界への期待が根強く底堅く推移、ナスダックは反発して終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆1500億ドル(Coin Market Cap)と2兆ドルに復帰して以降増加傾向にある。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇を維持している一方で、主要取引所の出来高は低下に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.7%で推移している。
2024年に入り、ATOMは1535円でスタートしたが、買いは続かず一時1300円まで下げ幅を広げた。10日に米国でビットコイン現物ETFが承認され、ビットコインの上昇に連れ高となったものの、1590円までの上昇にとどまった。その後は軟調な展開となりじりじりと下げ幅を広げ、1400円を割って1330円台で推移していた。ただ、2月に入って買い戻しの動きが広がると1600円付近まで上昇、直近は一段高となり年初来高値1720円を付けた。
コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。