2月5日のトロンの動向、17円付近で推移

2024.02.05

2月5日13時時点のトロン(TRX)の価格は17円付近で推移している。

前日1日の米国株式市場のダウ平均は369.54ドル高(+0.97%)と反発。昨日の大幅下げの反動に加えて、長期金利の低下を好感した買いに、相場は終日堅調に推移した。イスラエル、ハマス停戦の可能性との報道も一段の買い材料となり、終盤にかけて上げ幅を拡大した。主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均は堅調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆6400億ドル(Coin Market Cap)と前週末から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じて最高値を更新、主要取引所の出来高は低下傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると52.6%で推移している。

トロンは、1月1日に15円をつけてスタート、その後は15円付近でもみ合った。10日に米国でビットコイン現物ETFが承認された後は、トロンも連れ高となり一時16.9円をつけた。その後も買い優勢の展開が続いてじりじりと上げ幅を広げ、本日は17.8円で推移している。

トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、ある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。

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