3月1日のビットコインの動向、売り買い交錯

2023.03.01

3月1日14時時点のビットコインの価格は3,230,000円水準(Zaif)で推移している。

2月28日の米株式市場でダウ平均は232.39ドル安(-0.70%)と反落。欧州の物価指標上振れでインフレ懸念が強まり売りが先行。金融のゴールドマン・サックスの業績低迷に失望した売りも重しとなった。また、2月消費者信頼感指数などが予想外に悪化したことも一段の売り圧力となり、終日軟調に推移した。ハイテクは値ごろ感からの買いで底堅い展開もプラス圏を維持できず、ナスダック総合指数は-0.09%と小反落。日経平均は81.99円安からスタートすると、序盤は売りが優勢となり、一時27305.37円まで下げた。ただ、27500円割れでは買い戻しが入りやすい傾向があるほか、香港ハンセン指数の大幅高も支えとなり、後場からはプラス圏に浮上している。

前日のコインベースは9.96%高、マイクロストラテジーは1.40%高。暗号資産市場全体の時価総額は1兆732億ドル(Coin Market Cap)と前日からほぼ変わらず。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じた一方、主要取引所の出来高はやや右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。

本日のビットコインは始値319万円台でスタート、その後は安値314万円まで下げ幅を広げた。ただ、押し目買い需要も旺盛で売り一巡後は上昇に転じて323万円をつけた。前日に発表された経済指標が低調だったこともあり、米10年債利回りの上昇一服は継続、4%の節目手前で伸び悩んでいる。ただ、米長期金利は弱い経済指標を受けた中でも3.92%と前日比横ばいで終えるも先高観はくすぶっており、リスク資産であるビットコインを積極的に買い進む動きにはなりにくそうだ。引き続き、金利動向を横目にビットコインに関連する材料が出てくるか注目しておきたい。

※チャートはBTC/JPYの日足、50日MA、100日MA、200日MA

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