6月16日のフィナンシェトークンの動向、じりじりと下げ幅を広げる展開
2023.06.16FISCO
2024.03.15
3月15日9時時点のコスモス(ATOM)の価格は2000台で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆7100億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新する一方で、主要取引所の出来高は減少しつつある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.5%で推移している。
2024年に入り、ATOMは1535円でスタートしたが、買いは続かず1月末にかけて一時1300円台まで下げ幅を広げた。ただ、2月に入ってからは、ビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超え、イーサリアムも連れ高となる中、ATOMも買い優勢の展開となった。3月には一段高となり2100円台をつけ、直近も2000円台で高値圏での推移が続いている。
コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。