3月29日のビットコインの動向、1070万円で推移

2024.03.29

3月29日8時時点のビットコイン(BTC)の価格は1070万円台で推移している。

前日28日の米国市場のダウ平均は47.29ドル高(+0.12%)と続伸。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産(GDP)確定値が予想外に上方修正されるなど良好な結果を受けて上昇した。連休を控えた調整が続いたものの、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。ナスダックは金利高が警戒されプラス圏を維持できなかった。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆6700億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上が地での推移が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。

ビットコインは1月1日に599万円を付けて以降、ビットコイン現物承認への期待感から右肩上がりに推移していた。1月11日にビットコイン現物ETFが承認され、価格は707万円まで急騰。ただ、その後は事実売りが広がり軟調に推移、23日には一時572万円まで下落した。2月末以降はビットコイン現物ETFへの流入が続き上げ幅を大きく広げ日本円で1000万円を突破、その後も買い優勢の展開が続いて米国市場ではドル建てでは70000ドルを突破した。3月中旬に一旦1000万円を割って922万円まで下落していたが、買い戻しが広がり1070万円まで回復している。

ビットコイン現物ETF承認が決まり重要イベントは通過しているが、次の大きなイベントはビットコインの半減期となる。次回の半減期まで約22日となっており、報酬は3.125枚に減少する。半減期前後には価格が大きく動く可能性もあるため、引き続き注目が集まりそうだ。

筆者一覧

 
人気の記事

最近の記事

SNSでシェアする

タグ一覧

ピックアップ