3月5日のスケブコインの動向、Zaifでの取り扱い決定
2024.03.05
3月5日10時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.23円台で推移している。
週明け4日の米国市場は97.55ドル安(-0.25%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢を受けた長期金利の上昇を嫌気し、終日軟調に推移した。アトランタ連銀のボスティック総裁が年2回の利下げ予想を示し慎重姿勢を再表明すると、終盤にかけ利益確定売りが強まった。ナスダック総合指数も反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均株価は冴えない値動きとなっている。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆5300億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じて最高値を更新、主要取引所の出来高は急増している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.7%で推移している。
2024年1月1日に0.23円でスタートした後、同水準でのもみ合い展開が続いていた。10日にビットコイン現物ETFが承認され、ビットコインや主要アルトコインが大きく上昇したものの、スケブコインは連れ高とならず0.19円付近で小動きが続いた。前日には暗号資産取引所Zaifでの取り扱い開始が発表され、0.23円台まで回復した。Zaifでのサービス提供開始は2024年5月下旬を予定しているもよう。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。