3月1日のネクスコインの動向、35円まで回復

3月1日10時時点のネクスコイン（NCXC）の価格は35円台で推移している。

前日29日の米国市場は47.37ドル高（+0.12％）と反発。1月コアPCE価格指数が予想に一致し、前年比でインフレ改善の基調が維持されたため安心感から買われた。その後、1月個人支出や2月シカゴPMI、1月中古住宅販売仮契約が予想外に悪化したが、長期金利の低下を好感してハイテク株が相場を支え、ダウはプラス圏を回復し終了した。ナスダックは過去最高値を更新、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、本日の日経平均株価は堅調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆2800億ドル（Coin Market Cap）と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート（採掘速度）は上昇を維持している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている（Blockchain.com）。ビットコイン（BTC）のドミナンス（暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当）は、TradingViewのデータによると54.4％で推移している。

2024年1月1日に36円でスタートした後、同水準でのもみ合い展開が続いていた。直近は、ビットコインや主要アルトコインが史上最高値を超える中、ネクスコインは連れ高とはならなかった。ただ、2月末から前日にかけて出来高が増加しており、本日は35円付近まで回復している。

ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークンで、発行総数は2000万枚、公開時にすべて発行している。ネクスグループ<6634>はNCXCのライトペーパーを公開している。現状のGameFiの問題点を指摘しつつ、NCXCプラットフォームの提供を解説。NCXCプラットフォームでは、ゲーム性の高いハイパーカジュアルゲームを中心にこれらのゲームを簡単にPlay to Earnのゲームに転換することのできるシステムを提供する。ゲームの実績に応じてプレイヤーにネクスポイントと呼ばれる共通のポイントを付与する仕組みをゲームに提供し、ネクスポイントをユーザーはネクスコインに転換することができるようだ。現状、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。