3月14日のフィスココインの動向、60円台で推移
2024.03.14
3月14日9時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は60円台で推移している。
前日13日の米国市場のダウ平均は37.83ドル高(+0.1%)と続伸。2カ月連続で予想を上回った2月の消費者物価指数(CPI)を巡る判断が分かれるなか、長期金利の上昇に伴うハイテクの売りに拍車がかかり相場全体の重しとなった。また、明日に発表を控える生産者物価指数(PPI)や来週の連邦公開市場委員会(FOMC)待ちで動意乏しく、ダウは上げ幅を縮小し終了。ナスダック総合指数は反落、まちまちとなった米株市場を横目に、日経平均株価は軟調に推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆7600億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新し、主要取引所の出来高は急増している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.6%で推移している。
フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコイン価格が上昇、その後も主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、フィスココインは連れ高とはなっていなかった。直近はビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。その後利食い売りが広がったものの、60円を超えて推移している。
FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは5日、FSCC レンディングの第 38 回募集をスタートした。第38回貸出は2024年4月2日8時59分までとなっている。現在の年貸借料率は7.33%。そのほか、フィスコはスクリーニングツール「COMPASS」を FSCC 保有者特典として提供開始した。FSCC保有者は投資ツールを無料で利用できるなど様々な特典が得られるようで、今後もFSCC保有により無料で利用できるツールを拡充していく。