3月18日のモナコインの動向、35円付近で推移

2025.03.18

3月18日8時時点のモナコイン(MONA)の価格は35円付近で推移している。

前日17日のダウ平均は353.44ドル高の41841.63ドル、ナスダックは54.57pt高の17808.66ptで取引を終了した。小売売上高が予想を下回ったもののプラス圏回復で、警戒された程悪化せず安心感に寄り付き後、上昇。ダウは中国の小売り売上高の改善に加え、同政府が消費支出拡大する支援策を計画しているとの報道が支援となり、続伸した。ナスダックは、開発者会議「gtc 2025」でのエヌビディア(NVDA)最高経営責任者(CEO)の基調演説を控えた神経質な展開に一時下落も、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を受けた買いや押し目買いに上昇に転じた。相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大して終了。

暗号資産市場全体の時価総額は2.75兆ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると61.7%で推移している。

モナコインは、昨年11月の米大統領選以降、暗号資産業界全体に資金が流入したことを追い風に連れ高となって59円まで上昇した。その後は、利食い売り優勢で上げ幅を縮小し、2025年には40円を一時割った。直近は暗号資産全体がさえない値動きとなる中、売り優勢の展開が続いて35円付近で推移している。個別材料には乏しい状況が続く。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日には、3回目の半減期を迎えた。

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