3月26日のモナコインの動向、62円台で推移

3月26日11時時点のモナコイン（MONA）の価格は62円台で推移している。

週明け25日の米国市場のダウ平均は162.26ドル安（-0.41％）と続落。一部の連邦準備制度理事会（FRB）高官が年内の利下げペースが一段と遅くなる可能性を示唆し、住宅や製造業関連の指標が予想を下回る中、長期金利は上昇して終日軟調に推移した。ナスダックはエヌビディアなどの上昇が支援し回復したがプラス圏を維持できず、反落。主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均株価はやや軟調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆6500億ドル（Coin Market Cap）と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート（採掘速度）は上昇基調が続く中、主要取引所の出来高は増加傾向にある（Blockchain.com）。ビットコイン（BTC）のドミナンス（暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当）は、TradingViewのデータによると53.7％で推移している。

モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけた。その後、58円まで上昇したものの、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、直近はビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、モナコインも連れ高となり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり再度60円付近まで上げ幅を縮小、本日は62円付近で推移している。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産（仮想通貨）。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日の8時前には、3回目の半減期を迎えた。