3月27日のアスターの動向、21円台で推移

2024.03.27

3月27日8時時点のアスター(ASTAR)の価格は21円台で推移している。

前日26日の米国市場のダウ平均は31.31ドル安(-0.08%)と小幅に続落。利下げ期待を受けた買いが広がったほか、ソフトランディング期待も支援して相場は終日堅調に推移した。しかし、終盤にかけ月末、期末絡みの調整で売りに転じた。ナスダック総合指数は続落、主要株価指数がそろって下落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆6400億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.8%で推移している。

アスター(ASTAR)は2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げた。直近は20円付近で推移、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新するなか、上げ幅は限定的となっている。本日は21円台で推移している。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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