3月27日のアスターの動向、5円付近で推移

2025.03.27

3月27日8時時点のアスター(ASTAR)の価格は5円付近で推移している。

前日26日のダウ平均は132.71ドル安の42454.79ドル、ナスダックは372.84pt安の17899.02ptで取引を終了した。「相互関税」を巡る不透明感に、寄り付き後、まちまち。その後、トランプ大統領が自動車関税を発表することが明かになると警戒感に売りに拍車がかかり、ダウも下落に転じた。中国の規制強化を警戒し、半導体セクターが売られ、ナスダックは終日軟調に推移。さらに、セントルイス連銀総裁がインフレの高止まりリスクを警告したため長期金利の上昇も売り材料となり相場は続落し、終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は2.84兆ドル(Coin Market Cap)で推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると61.8%で推移している。

アスターは昨年末に暗号資産市場の盛り上がりを受けて連れ高となり一時14円まで上昇した。ただ、その後は買いが続かず上げ幅を縮小、2025年に入っても売り優勢の展開となり10円を割った。直近は下げ幅をさらに広げて5円まで下落。引き続き個別材料には乏しい状況となっている。

昨年11月に新たなロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」を発表、従来のブロックチェーン基盤としての役割から、より広範なWeb3サービスの提供へと展開を広げるようだ。ソニーグループとアスターネットワークを開発するスターテイル・グループの合弁会社が開発する「ソニューム(Soneium)」との連携も本格的に開始する。ロードマップは、「相互運用性の促進」「ASTRトークンの拡張」「分散型ガバナンス」の3つの分野で展開される。

筆者一覧

 
人気の記事

最近の記事

SNSでシェアする

タグ一覧

ピックアップ