3月4日のフィナンシェトークンの動向、0.79円台で推移

2024.03.04

3月4日9時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.79円台で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3700億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇に転じて最高値を更新、主要取引所の出来高は急増している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.8%で推移している。

2024年に入りフィナンシェトークンは0.20円でスタート、その後はじりじりと下げ幅を広げて0.17円まで下落した。1月22日以降、買い戻しの動きが広がり0.25円まで上昇するも、2月に入って再度0.20円まで値を下げた。ただ、2月13日には1円まで急騰、その後利食い売りが広がったものの直近は0.79円付近で推移している。13日に上昇した要因として、暗号資産取引所コインチェックの販売所でフィナンシェトークンが取り扱い開始となったことが挙げられている。

フィナンシェトークンは、2023年3月16日にコインチェックに新規に上場、初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円となっていた。同トークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。

Coincheck IEOを通じてIEOが実施され、総発行量200億FNCTの13%となる26億FNCTを10億6,600万円で販売した。募集価格は1FNCTあたり0.41円で、募集1口あたり10,000FNCT、最大申込口数は2,000口=2000万FNCTだった。実際の申し込み額は、目標額を大きく超え約200億円で、18.78倍の申し込み倍率を記録した。

画像:コインチェックチャートから引用

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