3月7日のFC琉球コインの動向、0.43円付近で推移
2024.03.07
3月7日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.43円台で推移している。
前日6日の米国市場は75.86ドル高(+0.20%)と反発。雇用関連指標が労働市場のひっ迫緩和を示唆したため年内の利下げ期待が強まった。また、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて相場は終日堅調に推移。ただ、地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ株の急落を受け金融市場への不安に上値が抑制された。ナスダック総合指数は反発、主要株価指数がそろって上昇した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆4900億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は急増している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.6%で推移している。
FC琉球コインは堅調推移が続いている。2024年に入って、米国でのビットコイン現物ETF承認を受けて、ビットコインや主要アルトコインが上昇する中、連れ高とはならずこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、直近はビットコインが史上最高値を更新する中、FC琉球コインもじりじりと上げ幅を広げて0.46円まで上昇。本日は0.43円付近で推移している。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。