4月11日のフィスココインの動向、55円付近で推移
2024.04.11
4月11日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は55円台で推移している。
前日10日の米国市場のダウ平均は422.16ドル安(-1.09%)と続落。3月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退した。また、長期金利の大幅上昇が警戒されたほか、10年債入札の弱い結果を受けて金利が一段と上昇すると下げ幅を拡大して終了した。ナスダック総合指数は反落、主要株価指数がそろって下落した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆6300億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は反発して上昇傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.6%で推移している。
フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコイン価格が上昇、その後も主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、フィスココインは連れ高とはならなかった。3月にはビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。ただ、その後買いは続かず、じりじりと上げ幅を縮小して55円付近で推移している。
FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは2日、FSCCレンディングの第39回募集をスタートした。第39回貸出において支払われる貸借料の総額は10万円を予定している。そのほか、フィスコは3月27日、著名投資家なごちょう氏が注目する「売上高営業利益率スクリーニング」をWebサービス「フィスコweb 株~企業報」に実装した。現在、期間制限版(スクリーニングの対象期間が直近~過去 5 期に制限)を無料で利用できる。期間無制限版(スクリーニングの対象期間が直近~過去 10 期)はFSCC 保有者特典となるもよう。本機能は、フィスココイン(FSCC)で投資家の求める投資ツールの開発を加速する新スキームのプロジェクトとして開発された。