4月17日のトロンの動向、8.8円水準で推移

2023.04.17

4月17日16時時点のトロン(TRX)の価格は8.8円水準(Zaif)で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆6987億ドル(Coin Market Cap)と前週末からほぼ横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇、主要取引所の出来高も上昇に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.01%に低下している。

1月25日にZaifに上場したトロンは2月に入って右肩上がりで推移、一時9.9円まで上昇した。3月に入ってからはやや軟調に推移して、3月11日に安値7.4円をつけた。その後、9円台まで値を戻す動きを見せるも、その後は7.7円台から9円台のレンジで推移している。トロンも個別材料は見当たらない。テクニカル面では、25日移動平均線が上向きに転換しており、9日線が50日線を上抜けており短期的に上昇トレンドを継続できるか注目しておきたい。

トロンは、2017年にTRON Foundationで発行された暗号資産で現在はDAOによる運用に移行している。TRON FoundationはJustin Sunが2017年に立ち上げた非営利組織で、同氏はフォーブス社が選ぶ「Forbe30 under 30」で「30歳以下の中国の起業家30人」にも選出されたことがある。イーサリアムと同様に、スマートコントラクトを利用して独自トークンを発行し、アプリケーション(DApps)の開発が行える。現在は、多くのゲームアプリなどのDAppsがTRXを基盤にして開発・配信されている。トロンでは、ブロックチェーン技術の特性を、デジタルコンテンツを配信する場に活用している。

※チャートはTRX/JPYの日足、9日MA、25日MA、50日MA

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