4月19日のライトコインの動向、1.3万円水準で推移、半減期まで後4カ月

2023.04.19

4月19日13時時点のライトコイン(LTC)の価格は1.3万円水準(Zaif)で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆2727億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上げ幅を広げて最高値付近まで上昇する一方、主要取引所の出来高は上昇一服感が台頭している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.3%にやや回復している。

ライトコインは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に年初来高値1.4万円をつけた。その後は、ビットコインと同様に3月11日にかけて大きく値を下げたが、翌日から切り返して再度右肩上がりに上げ幅を拡大、前日には1.38万円をつけた。直近の暗号資産市場の盛り上がりが追い風となっている印象。

ライトコインは2011年10月開始以来、2度の半減期を迎えており、1回目は2015年8月でブロック報酬が50LTCから25LTCに減少した。2回目は2019年8月で25LTCの報酬が12.5LTCに切り下げられた。現状、3回目の半減期が迫っており、2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少する。

ライトコインは、ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。元々、取引処理速度の遅さやマイニングの独占など、ビットコインのいくつかの欠点を改善するために作られた。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。

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