4月2日のコスモスの動向、1770円台で推移
2024.04.02
4月2日8時時点のコスモス(ATOM)の価格は1770円台で推移している。
週明け1日の米国市場のダウ平均は240.52ドル安(-0.60%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が先週の講演で「利下げを急がない」とハト派姿勢を弱めたため年内の利下げ期待が後退し、相場の売り圧力となりダウは終日軟調に推移。また、ISM製造業景況指数が予想以上に強い結果となったため長期金利の上昇が圧力となった。ナスダックはプラス圏を維持した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆6300億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.0%で推移している。
2024年に入り、ATOMは1535円でスタートしたが、買いは続かず1月末にかけて一時1300円台まで下げ幅を広げた。ただ、2月に入ってからは、ビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超え、ATOMも連れ高となる中、3月には一段高となり2100円台をつけた。その後は利食い売りが広がり1600円台まで値を下げたが、直近は買い戻しが広がり1900円台まで浮上した。
コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。