4月26日のモナコインの動向、55円台で推移
2024.04.26
4月26日9時時点のモナコイン(MONA)の価格は55円台で推移している。
前日25日の米国市場のダウ平均は375.12ドル安(-0.98%)と続落。1-3月期国内総生産(GDP)の伸び鈍化を受け成長減速を懸念する売りが広がった。同時に、同四半期の価格指数は予想以上に伸びが加速したため長期金利上昇を嫌気した売りも強まった。終日軟調推移となったが、押し目では主要企業決算を期待した買いが支え終盤にかけ下げ幅を縮小した。ナスダック総合指数は反落。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆3800億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.9%で推移している。
モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけた。その後、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、2月末からモナコインも買い戻しの動きが広がり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり再度60円付近まで上げ幅を縮小、直近は60円を割って本日は55円台で推移している。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日には、3回目の半減期を迎えた。