4月28日のエンジンコインの動向、50円台で推移

2023.04.28

4月28日17時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は53円水準(Zaif)で推移している。

27日の米株式市場でダウ平均は524.29ドル高と3日ぶり大幅反発。経営難に陥っている地銀のファースト・リパブリック・バンクの株価が下げ止まり、金融システム不安が後退したことで上昇して始まった。また、ハイテクのメタ・プラットフォームズの決算を好感した買いが相場を押し上げた。ナスダック総合指数は+2.42%と大幅に続伸。米株高を引き継いで日経平均は248円高からスタート。寄り付き後はもみ合いが続いたが、後場に入って日本銀行の金融政策決定会合で政策の現状維持が発表されると、為替の円安が加速し、先物主導で上昇していく展開となった。日経平均は引けにかけて上げ幅を広げ、年初来高値を更新して終えた。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆2111億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は下落に転じており、主要取引所の出来高はやや上昇傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.5%と再度上昇している。

本日のエンジンコインは始値53.38円でスタート、その後は買い優勢となり高値54円まで上昇した。ただ、ビットコインやイーサリアムなど主要通貨と比較すると上げ幅は限定的となっている。エンジンコインは2023年1月1日には31円だったが、暗号資産市場の盛り上がりに連れて3月中旬には75円台まで上昇した。その後は上げ幅を縮小してやや軟調な値動きが続き、現状は50円台で推移している。特段個別材料は出ていない状況が続いている。

Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスや、ブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供しており、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。エンジンコインは、Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。また、Enjinは、Ethereum上のデジタル資産のためのNFTマーケットプレイスも運営している。

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