4月30日のアスターの動向、16円台で推移

2024.04.30

4月30日9時時点のアスター(ASTAR)の価格は16円台で推移している。

国内連休中の米国市場のダウ平均は上昇。マイクロソフトやアルファベットの決算のほか、今週予定されている企業決算への期待感もさらなる買い材料となった。終盤にかけ、財務省が発表した4-6月期の借り入れ推定額が予想外に上方修正されたことが警戒材料となったが、押し目買い意欲も強かった。主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、日経平均株価は上昇スタートとなった。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3500億ドル(Coin Market Cap)と前週末から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりでの推移が続く中、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.9%で推移している。

アスター(ASTAR)は2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げた。ただ、3月以降はじりじりと上げ幅を縮小し、直近は13.5円まで値を下げた。4月中旬にかけて買い戻しが広がったが、買いは続かず16円台で推移している。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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