4月7日のネクスコインの動向、42円台で推移

2023.04.07

4月7日14時時点のネクスコイン(NCXC)の価格は42円水準(Zaif)で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1835億ドル(Coin Market Cap)と前日からほぼ変わらず。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調を継続する一方、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。本日のビットコインは始値368万円台でスタート、買い優勢も上値の重い展開が続いている。

始値42円をつけた本日のNCXCは非常に小幅なレンジでの推移となっている。3月23日に一時30円まで下落する場面を見せたが、その後は持ち直して横ばい推移を継続。ただ、2023年に入ってからの暗号資産全体の上昇とは対照的に冴えない展開が続いている。

ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークン。ネクスグループは5日、2023年11月期から2025年11月期までの3年間における中期経営計画を発表した。25年11月期における達成目標として、売上高25億円以上、営業利益率15%以上(3.75億円以上)、時価総額130億円以上などを掲げている。23年11月期見通しは売上高が14.7億円、営業利益1.5億円、現在の時価総額は51億円程度であり、それぞれ今後の急拡大を想定する形となった。

計画の骨子は「成長分野への大きな転換」と「新技術と既存事業とのシナジーの創出」で、「ブロックチェーン」、「トークン」「メタバース」を掛け合わせたWeb3.0領域への事業を進める。具体的には、保有するネクスコイン(NCXC)を成長ポテンシャルの高い「GameFi」分野において、ユニークなスキームで活用することで、NCXC経済圏の拡大を目指し、同じく成長ポテンシャルの高い「メタバース」市場や「デジタルコンテンツ」市場への参入と事業の拡大を目指すとしている。

NCXCの発行総数は2000万枚で、公開時にすべてを発行している。ネクスコインは、ネクスグループの農業 ICT 事業「NCXX FARM」にて生産された青果もしくは加工品を購入する際、販売サイトでの決済手段として利用できる。また、株式会社ウェブトラベルにて旅行サービスの決済手段として採用したこともあり、今後もネクス製品やその他の事業のサービスの決済など利用範囲が拡充する見込みとなっている。そのほか、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。

※チャートはNCXC/JPYの日足、9日MA、25日MA、50日MA

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