5月29日のスケブコインの動向、Zaifに上場、一時0.65円まで急騰

2024.05.29

5月29日8時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.29円台で推移している。

連休明け28日の米国市場のダウ平均は216.73ドル安(-0.55%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を警戒した売りと、半導体セクターの買いが交錯した。5月消費者信頼感指数が4カ月ぶりに上昇したが、2年債や5年債の入札結果が低調で金利上昇が嫌気され、ダウは終日軟調に推移した。一方、ナスダックは、エヌビディアの上昇がけん引しプラス圏を維持。まちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆5700億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇傾向にあるなか、主要取引所の出来高は上昇基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.9%で推移している。

2024年1月1日に0.23円でスタートした後、同水準でのもみ合い展開が続いていた。その後はビットコインや主要アルトコインが大きく上昇したものの、スケブコインは連れ高とならず0.19円付近で小動きが続いた。ただ、3月4日に暗号資産取引所Zaifでの取り扱い開始が発表され、0.23円台まで回復。その後、0.26円台まで上げ幅を広げたが、5月には0.22円台で横ばい推移となっていた。ただ、5月22日にZaifでのサービス提供開始が始まり、「Orderbook trading」「かんたん売買」で取引ができるようになった。上場直後は0.65円まで急騰、その後は利食い売りが広がり0.29円まで値を下げている。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。

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