5月1日のライトコインの動向、1.2万円台で推移
2023.05.01
5月1日14時時点のライトコイン(LTC)の価格は1.2万円水準(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1808億ドル(Coin Market Cap)と前週末からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)が右肩下がりに下落する一方で、主要取引所の出来高は増加している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.3%で推移している。
ライトコインは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月中旬に年初来高値1.4万円をつけた。その後は、ビットコインと同様に3月11日にかけて大きく値を下げたが、翌日から切り返して再度右肩上がりに上げ幅を拡大、4月18日には1.38万円をつけた。4月の月足は胴体部分が短く上下にひげを伴ったものの陽線で終えている。ライトコインは2011年10月開始以来、2度の半減期を迎えており、現状、3回目の半減期が迫っており2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少する。
ライトコインは、PoW銘柄の一つである。ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。元々、取引処理速度の遅さやマイニングの独占など、ビットコインのいくつかの欠点を改善するために作られた。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。