5月11日のフィスココインの動向、FSCCレンディングの第 27 回募集

2023.05.11

5月11日13時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は155円水準(Zaif)で推移している。

10日の米株式市場でダウ平均は30.48ドル安(-0.09%)と小幅に3日続落。4月消費者物価指数(CPI)でインフレの鈍化基調が確認されたため利上げ停止観測が高まり、上昇して始まった。ただ鈍化ペースは依然遅く、また根強い景気後退懸念もくすぶり、ダウ平均は下落に転じた。一方、金利低下に伴うハイテクの買いが続き、ナスダック総合指数は+1.04%と反発。ダウ平均の下落や為替の円高を受けて日経平均は11円安からスタート。序盤は売りが先行し、心理的な節目近くからは買い戻しが優勢となった。その後は前日終値付近でのもみ合い展開に。前日のコインベースは4.04%高、マイクロストラテジーは3.85%高となった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1356億ドル(Coin Market Cap)と前日からほぼ変わらず。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇に転じる一方、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.08%に減少している。

2023年に入って右肩上がりで上昇してきたビットコインやほかのアルトコインと比較して、フィスココインは右肩下がりの展開が続いていた。3月中旬ごろに下げ渋ると、反転して4月初旬にかけてはやや堅調に推移した。ただ、その後は再度売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げ、本日は155円で推移している。

FSCC の利用範囲の拡大とDApps及びDeFiの概念を活用した新規ビジネスの創造を目指しているFDAP(株式会社 FISCO Decentralized Application Platform)は2日、FSCC レンディングの第27回募集をスタートした。第27回貸出は、5月2日から5月30日 8 時 59 分で申込を受け付けており、第27回貸出において支払われる貸借料の総額は45万円を予定している。現在の年換算貸借量率は24.94%。そのほか、フィスコは、3月に投資情報サイト「フィスコ web」に Learn to Earn 機能を実装した。フィスコweb内のコンテンツを学べば(読めば)、ポイントを獲得でき、獲得したポイントはフィスココインと交換できる。5月には獲得したポイントと FSCC を交換できる機能を実装した。

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