5月15日のパレットの動向、じりじりと下げ幅を広げる展開

2023.05.15

5月15日18時時点のパレット(PLT)の価格は9円水準(Zaif)で推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1423億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭、主要取引所の出来高は横ばい推移が継続している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48%で前日とほぼ変わらず。

2023年1月1日に6.4円を付けたPLTは、1月末には一時20円台まで上昇した。ただ、暗号資産市場全体と同様に3月初めにかけて売り優勢の展開となり8円台まで下落。その後はやや持ち直したが、8円台から11円台のレンジで横ばい推移が続いている。直近ではじりじりと下げ幅を広げており、本日は始値8.9円でスタートし、買いが広がり9.3円まで上昇した。

Palete Token(PLT)は、デジタルアイテムを発⾏・管理・流通するためのブロックチェーンネットワーク、Palete Chainおよびそのネットワーク上に構築されたアプリケーション上で利用されるユーティリティトークンである。独⾃ブロックチェーンであるPalette Chain上ではデジタルアイテムをNFTとして取り扱うことができ、エンターテイメント領域におけるデジタルアイテムの発⾏・管理・流通に特化している。

Ethereumをはじめとする複数のブロックチェーンとの接続が可能で、NFTの発⾏及び流通のハブとなるクロスチェーンプラットフォームとしても機能する。PLTは流動性および価格安定性の向上を見込み、ERC-20規格で作成されている一方で、Palete ChianはEthereumをベースとしたエンタープライズ向けブロックチェーンであるQuorumで構築され、許可を得た特定の複数企業によりPoAコンセンサスアルゴリズムで運用される。その際、異なるブロックチェーン間における相互運用を可能にするため、クロスチェーン技術が用いられる。PLTは、日本初のIEO事例となった。

筆者一覧

 
人気の記事

最近の記事

SNSでシェアする

タグ一覧

ピックアップ